発行:1966年12月頃 若木書房 銀河4号より 32頁
ファンタジッククラブという団体による、同人誌的貸本という感じ。鷹羽あこ先生めあてだったが、普通な生活マンガなのはいいけど鷹羽先生らしいインパクトがいまひとつ。で、ゆかわまや先生の作品をとりあげる。
ミンパオとレイランはおきてを破って魔王の城へ。彼らは太陽をみたことがなかった。魔王の城の入口が開いて、中から人があらわれる。照明回路の故障で目覚めたその男から世界の事を聞かされる。世界征服の野心をもつ秘密結社が地球の自転速度を変えてしまい大戦争が起こり、男は永い凍眠に入ったのだった。
夜明けをみたことがないミンパオとレイランは、村をぬけ山をこえて新しい世界を目指す。山の頂上にたどり着いた二人ははじめて太陽をみる。が、まぶしくて目がみえなくなってしまい、手を握り合って崖から落ちていく。で幕。
中華っぽい異世界の出だしからはSFへつながると思えなかったので、意外な展開にインパクトがあった。





