発行:昭和30年10月1日 集英社 少女ブック十月号ふろく A5判 86頁
原作:乾信一郎 NHK連続放送劇「青いノート」より
「青いノート」というのはラジオ番組だろうか? そこに登場していたアイちゃん、おてんばで自分のことをボクというキャラをとりあげた作品のようだ。
男の子をいじめたりニワトリにえのぐを塗るアイちゃんを、おばあさんはいなかへやってしまおうと。おねえさんはオーマイパパをきかせてアイ子をやさしくしようとするが、おばあさんは反対して長唄をきかせようと。となりのセイ一はベートーベンやシューベルトをきかせるがアイ子は興味がない。
犬をかってほしかったアイちゃんはおねえさんにいったん返すように言われ、行方不明に。発見されたアイちゃんはいぬごやで犬とねるつもりだった。で、アイちゃんは本当はやさしいいい子だとわかって、いなかへやられず犬もかってもらえて、めでたしめでたし。
非常にこなれた達者な絵で、構成も丁寧。けど何か教育くさいものを感じて感情移入できない。。1950年代にははいりこめねぇネ。




