ハリケーン野郎_01

ハリケーン野郎_02

ハリケーン野郎_03

ハリケーン野郎_04

ハリケーン野郎_05

発行:東京・日の丸文庫 定価220円 爆笑長編漫画
原作:ゆげさとる

背表紙では "伊藤まさあき" だが、トビラ・奥付ページでは "伊藤まさき" なので、 "まさき" が正しいのだと思う。

ハリケーン野郎とは米良博士の助手・針田拳次のことだ。メガネをかけた長谷邦夫先生風のキャラで何だかたよりない、あまり魅力のある主人公とはいえないな。博士の娘・ルミ子をもっと活躍させてくれればよかったのに、、いや原作付きだからそうもいかないか。。絵はイマイチ魅力に欠けるが、身延線下部温泉郷とイスタンブールの情景描写がエキゾチックでいい、これは原作のおかげかな。

米良博士が行方不明に。死体が下部温泉郷で発見される。おかかえ運転手のワン・タンメンの帽子とその指紋がついた包丁から犯人はワンとされた。ルミ子は死体の足の裏にホクロがないことに気付き本物の博士は生きているのではと。が、三角刑事は信じない(いや娘がそういってるんだから信じろよ)。ハリケンは事を仕組んだ怪しい外人を発見。彼を追ってイスタンブールまで行くが、まかれて成果なく帰国。

怪しい外人・ガメールの手下・トラヒゲの龍をみつけたハリケンは、ルミ子とワンの息子・マンショウと共にトラヒゲらの船でやとってもらうことに。一方、ガメールは米良博士を日本軍の生き残り軍隊に売っていた。日本軍は世界征服のため、博士の台風爆弾を使おうとしていたのだ。トラヒゲたちをやっつけたハリケン・ルミ子・マンショウは島へたどり着く。そこはイースター島だった。食事のしたく中に巨人像に火がついてしまう。その巨人像は日本軍が木でつくったにせ物だった。火は軍の火薬庫にうつり大爆発。なんとか助かった博士・タンメンとハリケンたちはめぐりあえて、めでたしめでたし。