発行:1961年頃 文洋社 花カゴブック7
トビラに “61.5.K.H.” と記されている。Hは堀内だろうけど、Kは…? おそらく本名のイニシャル、さとみのSではないことと絵柄からして堀内先生は男ではないかな!? いずれにせよ牧村和美先生をしっとりさせたような絵がなかなかいいのだ。
美保のママが車で衝突事故を起こして入院。美保はママが歌手なのをきらいだったが、今は自分ががんばらねばと歌手になることに。だが、石岩五郎作曲のデビュー曲「メロン・ファイブ」は売れなかった。美保が兄のように慕っていた南条が作った曲がハワイから送られてくる。その曲「踊る太陽」が大ヒット。美保は人気スターになるが行方不明に。ユミ兄妹の川べりの家に寝かせてもらっていた。そこを発見されて仕事にもどるが、テレビ放送中に倒れてしまう。
二度と舞台で歌えない体になった美保は、元の夢だったデザイナーをめざそうと決意する。美保とかかわっていたユミ兄妹たちにもきっと幸せな日がくるでしょう、で幕。
この頃の芸能界ものらしく最後はその世界をはなれていく。まあそれはよしとしても、ユミ兄妹とか、南条との間をとりもつ親友の水原とその妹・弟とか、石岩といっしょにいる牧村和美先生のようなマンガ家とか、登場人物が煩雑だ。。下敷きとされた小説か映画があり、それに沿っているのだろうけどねェ。。









