なツマグ

最初のデータ行で一番多い「A5判130頁前後」は省略

桜井ヒロミ

桜井ヒロミ●姫子

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発行:若木書房 境界線の子シリーズ2 「ツノある少女」編 B6判 128頁

定価が本体では230円だが、カバーでは220円となっている。。タイトルや作者名が違うのはあたりまえのこの世界、けど定価が違うのはまずかったのではなかろうか?

前作ミサで疑問だった謎のサングラス男は登場しない。。独立した話で、境界線の子シリーズとされているようだ。けど、主人公・姫子は雷族の王女で、もう境界線など超えた存在のように思えるが。まあ、境界線の子もちゃんと登場する。テレパシィでつうじあう二卵性双生児のヒロコとヒロシ。目がみえないかわりに、からだぜんたいでみることができるマリー。

バドミントンで遊んでいたしづ江・ヒロコ・ヒロシはドカンの中にいた姫子をみつける。スリのサチを追いかけて、うちとけあう。倒れていたマリーをたすけ、なかよくなる。

雷族が姫子を狙ってきて、戦いがくり広げられる。王の座をうばおうとするシビレが首領。人間をたすけるため、王は死ぬ。

ツノをきられ雷の国からついほうされた姫子だが、前国王派である大臣の要請もあり地上でたたかうことに。シビレに追いつめられ、絶体絶命になった姫子。だが、シビレのむすこ・キバが姫子をかばって死ぬ。生まれつき頭のよわいキバを、バカあつかいにしたヤツラをみかえそうと、王子にしたかったシビレは目的を失って改心する。

姫子は政治をシビレにまかせ、しづ江たちのもとへ戻ってきて、めでたしめでたし(いや、サチの母・姫子のじい・サチの姉的謎の女・姫子の父王・大臣・キバと、けっこう大ぜい死んでいく話なんだが…)。

よりSDキャラになり、線も細い絵。それが三段組の紙面に、姫子ばかりでなくチーム描写いっぱいで展開され、ページ数以上に感じられた。境界線の子シリーズでは、この作品が一番よいワ!




桜井ヒロミ●シロ

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発行:1968年11月頃 若木書房 境界線の子シリーズ3 B6判 159頁

境界線の子シリーズ1のミサもサングラス男も登場しない。雑誌記者の林に似た男は登場するが、亜戸という私立探偵だ。シリーズ2はわからないが、それぞれ独立した話で、境界線だけが共通しているようだ。境界線とは、人間とバケモノ(特殊能力を持っている)の間のことだろう。

髪の白い少年シロは透視能力をもっている。孤児院をでて、山桜サーカスで見せ物になりながらも母をさがす。樹田玲子の母親がシロの母だった。生まれる前から人工天才をつくろうという西村博士の実験材料となり、白い髪のかたわとして生まれたのだ。

母の心を透視したシロはからだから炎を出す。にくしみから生まれたベツの能力だ。止めにはいったあと逃げ出す玲子。それをおいかけていく母。シロは、髪が黒くなっていき、たおれて死ぬ。で、幕。

絵はこなれており、159頁をあきさせず読ませてくれるが、ミサの方が迫力があったなア。




桜井ヒロミ●ミサ





発行:1968年4月頃 若木書房 境界線の子シリーズ1

冒頭〜P16まで「ヒロコの冒険記」という宇宙的なギャグマンガが載っている。明るいオールカラーでなかなかのものだが、やっぱり「ミサ」を全ページでやってほしかった。特にラストの方に書き足してほしい。

頭でっかちでギョロ目のミサちゃん、シンプルできれいな線がいい緊張感をだしている。森で友人玲子と空飛ぶ円盤を目撃。玲子と犬・ネコは謎の死をとげるが、ミサは超能力を得る。玲子とまちがわれ誘拐されるが脱出。

誘拐犯の川島組はミサの能力を利用しようと、ミサの母を誘拐する。雑誌記者の林、謎のサングラス男の協力もあり母を救え、川島組も逮捕され、めでたしめで、、何とか解決かな。。

シリーズ名にある "境界線" とは何のことかわからない。。断崖から落ちた謎のサングラス男は生きていたので、その正体も次作であかされていくのだろうけど。。




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