発行:昭和48年11月1日 講談社 なかよし11月号ふろく
なかよしコミック文庫No.11 新書判 161頁
ふろくにしては161頁もある大長編。柱には『はじめての大長編で、ちょっとバテぎみな坂本先生』とある。はじめてにしては非常におもしろい!
すきな荒川くんのこのみは、絶世の美女だと知った若子。押し売りからキレイニナールという美人薬を五十円で買う。薬を飲み終えると、美人どころか夜になると力がぬけクソババアになる体質になってしまった。
荒川くんは若子がすきで、絶世の美人がすきだといったのは取り巻きをあきらめさせようと言った、口からでまかせだったのだ。デートをしても日がしずむまでにかえらなければならない。老体の姿を見られたときは、若子のおばあちゃんだとごまかしていた。
押し売り・じかたびの源太郎がまたやってきて、今度はモトニモドールという解毒剤を十万で売ると。そんな大金はないと困っているところへ 、荒川くんがきて源太郎と格闘。解毒剤のビンが割れてしまい、床にこぼれた薬をすすって若子はもとにもどる。で、めでたしめでたし。