発行:1963年頃 きんらん社
関谷ひさし先生風の非常に達者な絵だ。当時実在した野球選手、王や長島が写実的描写で登場する。4段組と3段組がまざっているので何かの雑誌に連載されたものだろう。3段組のほうは付録掲載なはず。何の雑誌かというと、球場広告から少年画報とわかる。調べてみると正解! だが、タイトルが違う、、、少年画報では「巨人100番」だ、、何故に “巨人軍” とされたのだろうか??
続きものでいきなり試合シーンから始まる。これは何巻目だろう? カバーには巻数が表記されていたのかもしれない。サブタイトルにあるよう槍玉(スピアボール)を決め球とする巨人軍の新人投手・嵐健児が快進撃をする。魔球だろうか? 槍のような鋭い球で弱点は、捕手の手を痛めることくらいだ。
阪神に入団したグレート原田は強打者で槍玉を芯に当てる。だが、次の試合では三振にうちとられる。シーズンが終わり、原田はいったんアメリカへ帰国。嵐もアメリカへ武者修行へ行くことに。で、この巻おしまい。槍玉は打たれるのか、ちょっと気になる。この巻までのいきさつもちょっと気になるといえば気になるけど。。