ノリちゃんは死んだ_01

ノリちゃんは死んだ_02

ノリちゃんは死んだ_03

ノリちゃんは死んだ_04

ノリちゃんは死んだ_05

発行:東京漫画出版社 定価200円 バンビブック

日ごろ、表紙なんざクソのやくにも立たねぇ! といっているけど、この本は違う。しっかりやくに立っている。「表紙」の要素は、表紙絵・タイトル・作者名の三つ。表紙絵は作者が描いたものだし、タイトル通りノリちゃんは死ぬし、作者名は背表紙・表紙・トビラ・奥付とも間違いなく “尾瀬京子” 先生だ。

本の顔として文句なしの表紙、けど内容まで文句なしとはいかない。。単調なぎこちない線と構成がどうもよくない。味があるととらえる向きもあるだろうけど、私はギリギリだめだ。表紙を
素直に見ないのが悪いのだが、、そうなってしまったのはこれ以外の本のせいだ!

話はなんともストレート。起伏がなくてよくないのだろうけど、いや型にはまってなくて
いいとも思えるカナ!?

五年間ねたきりだったノリコは、海に行きたいという希望がかなえられ、夏の間一家で別荘地に。となりのユミねえさんとなかよくなり、海へ行ったり、ソフトボールをしたり、よしこおばさんデザインの洋服をきせてもらったり、ユミのたんじょう日を祝ったり。そしてノリコはたおれる。夏まつりに行けなくなり、たんじょう日の前日にそっとこの世をさっていった。

さすがに死んでいくシーンでは、チョット感動してしまう。