発行:1966年3月頃 若木書房 ひまわりブック297
母に死なれた美保は遠いしんせきの高村家へ。おばさんは親切だが娘のさと子は意地悪な雰囲気。。タイトルからしてこのさと子が改心する話ではと推測。体育で負け、学力テストでも負けたさと子はいよいよ意地悪発揮(そこで意地悪を発揮しちゃみっともないとわからんのか…)。指輪泥棒にしたてたり、さと子にしかなつかない犬のロンの散歩をさせたり。
足の悪いさと子の妹・淳子は姉にこれ以上美保をいじめると家出すると抗議するが、家出してその足でくらしていけるかと罵倒される。自殺をはかった淳子は入院。家庭教師だった修一郎にさとされ、やっとさと子はみまいに行く。そこで改心して、淳子・美保とうちとけてめでたしめでたし。
じっくりじっくりさと子の意地悪が描かれていくにつれ、もうこのさと子が改心するラストへ一直線だなと思えてきて、イマイチもの足りなかった。後半の美保は大人っぽい面長の顔になり魅力が薄れたし、、淳子にもうちょっと可愛さがあれば面白かったのに。。



















