涙のスパイク_01

涙のスパイク_02

涙のスパイク_03

涙のスパイク_04

発行:昭和44年 曙出版 ロマン詩集 B6判 142頁

“ロマン詩集” は、A5判文華書房の頃から続く川辺先生のシリーズだ。“太陽プロひまわりの会” 作品となっており、これは太陽プロの大槻荘仲間をさすのだろうか? その仲間の宮本先生、“製作協力 宮本ひかる” となっていて、巻末にはみやもと光「ワコの愛した人」という短編がおさめられている。

昭和44年というとすでに新書判コミックスを集めはじめていて、巻末広告にある「おそ松くん全集17」はリアルタイムで買っていた。それと同じ240円、「ワコの愛した人」を含めても全160頁では新書判の勢いには勝てなくて、貸本屋とともにこの体裁も衰えていったのだネ。

バレー部キャプテンのモコは、転校してきた福田英子の陰謀によりサッカー部の福井からデートにさそわれ、日曜の特別練習をすっぽかす。責任をとってバレー部を退部して、夜遊びにふける。

ボーイフレンドけん太の度重なる説得でようやく帰る気になった時、補導されモコの夜遊びは終わる。全国大会決勝戦の日、福田英子の陰謀を知ったけん太はモコを試合へ連れていく。メンバーは事情を知って理解し、英子も改心してめでたしめでたし。

陰謀といっても、福井は是非にとモコをさそっただけなんだがな。。