発行:昭和31年4月15日 あかしや書房 少年少女漫画14

昭和31年にでていたA5判のシリーズ。主流のB6判と同じくハードカバーだがページ数が96頁と少ない。その分4段組のコマ割りなのでストーリーはB6判128頁と同じくらい進むということか。

しかしまア町田梅子先生のはそれどころじゃないワ! あまりに個性的な絵、、耳が大きく横に飛び出ているのは最近のゲーム系キャラでもあるが、当時だとアトム大使を思い起こさせる。全体はアメコミからきてると一目瞭然だワ。線にはなかなか味があるケド、それ以上にブっとい輪郭線が支配的〜。。

フキダシのセリフは英語のカタコトのよう。花山&白川先生が英語の先生だからかナ。語尾がとにかくカタカナになっていル。これがナウ〜な表現だったのだろうネ。

絵にくらべ話はわりと平凡。およめにいくため卒業式の翌日に学校をやめることになったH先生を回想する物語。よし子はH先生が好きでH先生もよし子が好きダ。Hな先生というと男のようだが、女の花山先生のこと。花山とわかっていても "H先生" と呼ぶのがナウ〜だったようネ。2人の仲に嫉妬したPTA会長の娘・大山は花山先生を他のクラスにうつす。抗議のためクラスのみんなが同めい休校する。PTA会議の結果、よし子を退学させることに。花山先生はそれにかわり自分がやめることにした。大山は自分が本当に花山先生を好きだったことに気づき、先生を学校にかえす。かえってきた花山先生は、何かと力になってくれていた白川先生と結婚することに、でオシマイ。