発行:1963年8月8日 東京漫画出版社 バンビブック

素直できれいな絵は魅力的だけど、もう少しクセがあったほうがいいかな。

4つの章から成る。吉川美奈、大森恵子、井上幸子、そして最後が「別離の章」。それぞれの少女にスポットをあてつつ、話は進んでいく。

美奈はひどいガッチリやだ。20円のアイスクリームを買ってきてお使いちん5円を加える。兄からのテントの借りちん100円を恵子と幸子に50円ずつ払わせようとする。幸子はトサカにきて絶交を宣言する。


恵子は模範的な良い子だ。仲直りさせるためドライブ旅行を美奈に提案する。

幸子はすぐカッとするタチで、絶交したことを悩んでいた。が、父の転勤のため転校しなければならなくなる。ドライブ旅行をすすめに来た恵子にうちあける。

最後は、名古屋にたつ幸子を見送りに美奈がギリギリ間に合って東京駅にかけつけて、めでたしめでたし。

そもそもひどいガメちんの美奈とよくも長い間仲よくやってこれていたもんだ、という疑問が最初から最後まで頭に残ってしまった。。
(学校ではおとなしい佐和子という少女が家では女王様のようなお金持ちぶりをみて、いやになった美奈が改心したようなくだりもあるにはある)