母に捧げん_01



母に捧げん_04

発行:昭和32年3月25日 若木書房 傑作漫画全集288 B6判 128頁

背表紙と奥付では「井上洗馬」となっているが、扉では「井上与志夫」だ。書き文字な分「与志夫」の方が正しそうだが。。

1950年代の標準的な絵のレベルだろうか、ちょっと貧弱な線なのを時おり輪郭を太くすることでうまく補っておられる。

うたの流しをしている美也子。
おじいさんとの二人暮らしで家計を助け ていた。母は世界的バレリーナ小暮虹子だった。おじいさんは美也子と母を会わせず、虹子にもっと苦労しろと告げる。
虹子のお金で入院でき、病気の治った美也子とおじいさんは虹子に会いに行くが、アメリカへ渡ったあとだった。
戦死したと思われていた父親が帰ってきた。最後はアメリカから帰ってくる母、虹子を空港で迎えるシーン。

父親職探し をするくだり余分で、ラストの感動へうまく流れていかず、バタバタと雑にまとまった感じがしてしまう。