発行:昭和34年9月15日 講談社 なかよし夏やすみ増刊号ふろく『四つのまんが物語』より B5判 40頁
ボロボロの本で、さわるたびにカドが砂のようにくずれ落ちていく。。『みどりのこかげでよみましょう』といわれてもそんなことをすれば、ますます本が破損する。あ、くずを掃除する手間が省けていいかな。。
横山先生のキャラは面長でなんだか可愛くない。こういう少女物から、青春劇画へ、そして後年はエロ劇画の大家となられるので無理もないか。内容は、探偵ものだ。当時は少女雑誌でも男性作家が多く、探偵ものは多かったから不思議ではない。
サチ子は兄にカメラを借りた。フィルムは12枚。『1まいめ』から『12まいめ』まで、なんと12の章にわかれる。撮ったなかに、宝石ごうとうの証拠写真があったので犯人たちにねらわれる。実は、ピンボケで写っていなかったけど、犯人の自白につながったため、写真は役にたったわけである。
『四つのまんが物語』だけど、2つくらいにして、それぞれ80頁の中編にしてもらったほうが、話にふくらみが出ていいんだがな。特にこの作品など、12もの章があるのですもの。