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発行:昭和32年9月1日 講談社 なかよし九月号ふろく A5判 32頁

森安なおや先生というと、トキワ荘のメンバーとして有名だが、どうも悲しいだけのマンガを描く人というイメージだった。この作品は自転車会社とのタイアップだからか、さほど悲しくはなくハッピーエンド。

そもそもは単行本だった作品を、自転車つながりで短編にされたもよう。とくに自転車の色は表現されていない、タイアップの自転車が青と緑だからかな。

みよこの弟たつひこがじてんしゃがほしくて新聞配達をするが、倒れて急性肺炎に。(この流れだと死ぬのでは、と思ったのだが)回復に向い、正直にかばんを届けたおじさんからじてんしゃをもらえて、めでたしめでたし。

素朴な絵柄だが、満賀・才野両氏が才能を認めただけのことはある。