発行:1963年8月頃 東京漫画出版社 バンビブック
暗くひねくれたよし子が主人公。いい子主人公しかいなかった1950年代から進歩したといえる。しかし、可愛くないナァ。。
歯医者に新しくきた女医の牧村先生によし子はなつき、家へ帰るのがいやだった。後半でそのわけがわかる。よし子の母が経営している食堂のコック神戸と母が結婚し、母をとられると思っていたからだ。
浮かんではいたけど、後半までひっぱるのだからもう少し違う理由だと思っていたのだがナァ。。
わけを知った母はとり乱し、クルマにはねられる。神戸は一人で食堂を切りまわすため、見舞いにいかずがんばる。そんな神戸をよし子はお父さんと呼び、母の退院祝いににお父さんをプレゼント。で、めでたしめでたし。
この様子ではよし子は自殺するんじゃないかと思っていたのに、ラストで急変化。。作者に性格を無理やり変えさせられたとしか思えない。。