発行:昭和33年4月1日 集英社 少女ブック4月号ふろく A5判 64頁
原案:魚住こうすけ
わたなべくにお「とも子捕物帳」と、しまゆきお「母ばと子ばと」の連載ものに挟まれた読み切り。
偶然出会ったおばさん、秋野の死んだ娘に似ているという理由で、雪路はピアノを習わせてもらえることになる。雪路の母が倒れる。母は秋野おばさんの東京物産ではたらいていたので、面倒をみてもらえる。
雪路は倒れていた少女を助ける。少女はインドのインチキ占い師の弟子だった。秋野の娘で、雪路のピアノの先生でもあるかおるの容態が悪くなり、秋野はインチキ占い師にすがる。
インチキをあばくため、雪路は占い師の隠れ家へ。巨大な仏像の腕が降りるアクションシーン。。占い師は鍾乳洞へ落ちて、一巻のおわり。
雪路の母は病気が悪化して死んでしまう。秋野は彼女を自分のむすめとしてむかえる。かおるは回復し、占い師の弟子の少女は秋野の3人の娘の1人とわかり、めでたしめでたし。
原作付きのわりには、タイトルになってる三つの鈴の扱いが雑。。最後の方に、3人姉妹がもっていたものだとして、ちょっとでてきてオシマイ。
牧美也子先生の画風は、かなり初期のものだろう。それでも、センスのいい絵で、後の才能が伺えるような、そうでもないような。。まあ、自分としてはちょっとこの時期のマンガが好みに合わないわけで。