発行:秀文社
発行年は定価160円から、1961年頃と思われる。
「長編少女漫画」となっているので期待したのに、2つの中編が収められていた。「どこかで星が」と「夢淡き星影」の2編。
少女漫画なので、足が長いのは了解だが、長いだけでなく太くて妙に肉感的だ。作者の星まゆみ先生は男ではなかろうか?
さて、「どこがで星が」は母子もの。東京へ母をさがしにでてきたかな子。
母らしき人をたずねるが人ちがい。せめて、世話になったおばさんの娘、なみ子を母のもとへ帰してから田舎へ戻ろうとする。
最後は人ちがいと思われた人こそ、記憶喪失であった実の母とわかり、めでたしめでたし。
この頃のオーソドックスな母子ものといえるのでは。