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発行:昭和43年7月1日 講談社 なかよし7月号ふろく なかよしブック B6判
原作;関晴彦

昭和40年代前半のなかよしでは、はまえりこ先生のこわい話は定番だった。この作品はそのなかでも、後期にあたるのかな。絵柄が松尾美保子先生風に整ってきている。はまえりこ先生については、よくわからないのだが、それ以前の貸本マンガでも別名で活躍されていたのではなかろうか。(クドーシゲオ先生ではないかと思うが、どうだろう?)

加奈たちは、美ガ原で赤ん坊をひろい、美子と名付け育てる。しかし、美子の正体は小じかの精で、戦時中パパがトラックでひいて、さらにけり殺したシカの子どもだった。パパ本人でなく、その家族をのろうとは、、だからこそ謎がひろがるのだろうけど。。。

最後、シカ親子が昇天していくシーンでは感動したけど、鹿は害獣という先入観があるのでどうも感情移入はしにくい。。