99c4072c.jpg

ee13173e.jpg

d4aebb4d.jpg

872ddd5d.jpg

発行:昭和36年7月頃 東京漫画出版社 バンビブック

「水害孤児の叫び」という副題がついていて、この水害は、台風での大水をさす。家が流されるダイナミックな冒頭をすぎると、落ち着いた少女ものとなる。1人になった直美は親切なお姉さんと出会い、一緒に東京へ行き、彼女のおじの家に世話になる。直美は邪魔者あつかいされて、肩身が狭かった。お姉さんの就職がきまり、家を出て2人でアパート暮らしを始める。

生きていた母に出会える。音楽会でバイオリンを弾き、父にもとどけと。ええっ、父にも出会えるのかよ、都合よすぎ〜!? と、思ったら、そのシーンで終わりだった。かなり残っていたページは「ママゆるして」という別の短編だった。目次では、「ママゆるして」はどうみても、単に5番目の章名にしか見えなかったのに。。

初期の丘野ルミ先生に似た画風なので、すぐなじめた。その元の画風は、牧美也子先生あたりかなあ。