発行:1966年頃 東京・日の丸文庫 日の丸SFシリーズ

劇画、細部描写よりも太く勢いのある線で表現されていた頃。その劇画らしく、SFながらアクションシーンも多い。ヒロインはちょっとお目キラ少女マンガ風。

松本信一はタイムマシンを完成させ、20年前の昭和21年へ。死なせてしまったアコを救うためだ。アコの正体は王女ロレッタで、女王の位を狙う悪人たちに狙われていた(それで外人っぽいわけか…)。当時の信一と年老いた信一、さらにもう1人年老いた信一が現れて、アコは救われ王女になれた。そして、信一と結婚! 現在へ戻った信一は世界が変っていることにがく然とする。「時は飛べても、やはり時は帰らない」と… それでも、現れていたもう1人の信一となるため、また過去へ飛んでいくのだった。

ストーリーはなかなかのもの。でもアクションシーンが多すぎだな、、見せ場なんだろうけど。