発行:1964年10月頃 若木書房 ひまわりブック231
びっこになったので捨てられた犬、太郎をチエはひきとる。ああ、犬がでてくる可哀想な物語だ、読み進むのがつらい。太郎は看病されて、チエになつくようになった。しかし、おじいさんがダンプカーにはねられ死んでしまう。
孤児院にいくよりはと、チエと太郎は姉がいるらしき東京へ向う。こりゃもう悲しくのたれ死にするパターンだな、と思った。が、パン屋の娘の手助けもあり、東京へ到着。
モデルクラブをまわるが、姉はみつからない。あるモデルから、クズヤの車をひいているのをみたとの情報。ついに姉と出会える。姉は、おじいさんゆずりの廃品回収業をしていた。チエと太郎と姉は、河の上の家にかえってゆくのだった。
さほどめでたしではない幕切れだけど、太郎が無事だったしよかったよかった。