なツマグ

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小山葉子

小山葉子●ヨーコとレイコはジャンケンポン…!

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発行:昭和45年1月1日 旺文社 中三時代1月号第3付録 ニュー・イヤー 小説・まんがフェスティバルより 文庫判 10頁

文庫判、、小さすぎるゾ、小説はともかくまんが2作品は少なくともB6判以上に向けての原稿だったと思う。関谷先生の「めんどうみたよ!」は、ストップ!にいちゃんの勇一と賢二のやりとりといっていい満足な出来なのだが、より短編ながら意外なラストがよかった小山作品をとりあげる。

洋子は、ライバルの令子が入院したためハンサムな家庭教師・西村を自分のものにできた。が、西村は勉強を教えず、一日中レコードをかけたり、ふたりで抜け出してボウリングに行ったり。退院した令子の様子を見にいくと、洋子が断ったブ男の家庭教師・江田があたたかく教えていた。洋子は素直にまけを認めるのだった、で幕。

西村は何か考えがあって勉強を教えないのではと思ったが、サインはV!の牧圭介じゃなかったネ。この頃の小山先生の絵は、ハイティーン向けイラスト調になっていて、あまり好きではないのだけど、最後に洋子が素直にまけを認めるシーンはしみじみとしていてさすがだワ!






小山葉子●お嫁さん先生

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発行:東京漫画出版社 定価200円 学級まんがシリーズ

小山葉子先生は1950年代のB6判ハードカバー本の頃から活躍され、貸本から雑誌へと移っていかれる。マーガレット連載の今村洋子先生風のわんぱく天使が一番好みで、その後はスタイル画っぽい大人びた絵柄になっていってしまう。

この作品はわんぱく天使につながる絵柄で大変よいのだが、話の方がちょっと大ざっぱだ。各章、ノンちゃんの日記という形ででしめくくられ、さほど大きな事件の起きない楽しい生活マンガではあるのはいい。けど、白石先生が朱実さんをひいきしているのではという疑惑がからんでどうもウジウジ話は進んで行く。

白石先生は朱実の兄と結婚するので、朱実と仲よくしていたのだった。誤解がとけてめでたしめでたし。でも、ノンちゃんって先生の大切な腕時計を朱実の筆箱に入れて、朱実をどろぼうにしたてることまでするやつ、、普通ならこれは敵役の常套手段だぞ。。



小山葉子●にらめっこ学級

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発行:1963年10月7日 東京漫画出版社 小山葉子シリーズ1

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小山葉子●かしまし三人娘 さあ!走るのよ三人で

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発行:1965年頃 東京漫画出版社 

三姉妹の楽しいホームドラマだけど、絵が大人っぽすぎるな。巻末広告で、小山先生は「少女ロマンス」というジャンルがあてられており、やや高学年向きなのだろう。

長女美佐のかわりに次女由美がお見合いにいく。それがばれて、やっと美佐本人と林が会えた。お互い気にいったようだったが、林が結婚を申し込んだのは、由美のほうだった。由美も林を好きだった。美佐は残念だが、まあ、めでたしめでたし。

父親がたおれて、三姉妹はそれぞれ母親が違うことをうちあけるくだりもあるが、色々あるホームドラマというより、ちょっと散漫な感じ。。



小山葉子●にくまれっこ学級

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発行:昭和40年1月頃 東京漫画出版社 学級まんがシリーズ

新しい担任の石川先生からソバカス達への第一印象は悪く、学級のにくまれっ子的存在となってしまった。

姉のあき子は洋裁店をやっているが、最近客が少ない。クラスメートのかおるのママがスパイを使ってデザインをぬすんでいたのだ。

最後はスパイだった従業員のノブちゃんが改心してめでたしめでたし。

ばんざい! お嬢さん社長に通じるデザインスパイ事件だが、どうもこれにコマをさかれ全体が散漫な感じ。ソバカス達の魅力もイマイチ伝わってこない。

キャラの線はきれいだが、つくりがどうにもムーミンとリスを足したようで。。。

石川先生が用務員室に住みこみがんばるシーンは、特別な空間でがんばる魅力がある。ここをもう少し描いてほしかった。



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