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発行:宏文堂 定価190円 少女スリラー

スリラーとうたっているわりには、明るい絵柄。ちばてつや先生と、少し日野日出志先生っぽくも感じる。トビラには、「三竜会 北野智」とある。「三竜」というと、秋竜山、山上たつひこ、山止、、いやいや、山内竜臣、先生方、あ、「山竜」じゃなくて「三竜」か。。。作品中の本だなには、「北の英明」「井上智」「古谷三敏」先生方の名前が。(「北の」原文ママ)「竜」は関係ないな、「三流」をもじったのかも。とするとこの作者、北野智先生とは、古谷三敏先生である可能性が一番高いと思う。そう思って見ると、古谷先生らしい絵にみえてくるし。

洋子と姉が花つみに入った洋館になぞの人影が。庭には墓があった。姉、小夜子は、なぞの洋館の少女ユミにさそわれてあやつられるように、また洋館へ。体をこわしつつも、またまたさそわれて洋館へ行き、ユミの双子の妹エミのためにピアノをひく。洋子と両親がかけつける。ユミの実体は墓のなかで、エミを好きな曲であの世へみちびいたのだった。じいやが出てきて死んだりして、なかなかのスリラー。エミとユミの記述が、途中で入れちがっているが。。

話は、p79で終わって、p80〜136には「死」という短、いや中編かな、、がおさめられている。