発行:1962年11月頃 若木書房 ひまわりブック152
原作:牧かずま
赤松セツ子先生の絵は、大変きれいな線でこなれており、おしゃれセンスもかなりのものだと思うが、どうしても眼が気になる。くっきり二重まぶただが、焦点が定まらないガチャ目のようにみえて、イマイチ感情移入しにくい。。
牧かずま作となっていて、なかなかに深い話。登場人物の紹介があり、最初から人間関係がわかってるのは、マイナスだと思うが。
カンナが出会ったミラノという少女は、映画スター、メリーローランの娘だった。実は、ローランはカンナの母。カンナと父を探すため、ローランは日本を拠点にしていた。カンナには父が再婚してもうけた妹がいたため、ローランは違うかとも思った(その再婚相手は死亡)。ミラノとボーイフレンドの哲也が、2人で調査し、真実判明。しかし、最後にミラノとローランが会いに行った時、すでに父とカンナは引越して、いなかった。ローランは、パパとあったらおわびして映画もやめて、いいママになろうと思っていたのに。。