発行:1962年3月頃 若木書房 ひまわりブック118
順子の父は小さな会社の社長だった。だが、飛行機のついらくで死亡。会社はつぶれ順子一家はアパートぐらし。親切だった宮井先生は四国へ。弟のタケシが2階の手すりから落ちてけがをする。治ったタケシは四国の親類にあずかってもらうことに。兄の進は自分と順子の本当の両親は順子が生まれてすぐに死んだ事実を告げて家出する。
ママは女優に復帰するが倒れてしまう。療養のため順子も一緒に四国へひっこす。順子は宮井先生と再開。ママはまもなく死んでしまう。親類と村会議員の娘の大山に冷たくされる順子とタケシ。家出したところを兄に似た少年ハルオに出会いその家に世話になる。だがハルオとじいちゃんも大山議員から村を出て行くようしむけられる。
大山の娘・のり子が山で行方不明に。順子たちは危険をかえりみずのり子を捜索。順子がのり子を発見し、大山議員は改心し、ハルオとじいちゃんは南がわの山をつかえることに。順子はすその方をお花畑にして「しあわせの花園」と名づけるつもりだ。で、めでたしめでたし。
なんだかんだと不幸が続き、最後の最後でやっとナレーションにて「しあわせの花園」がでてくる。なら、順子かママに花作りが好きだというエピソードがほしかった。順子は宮井先生の指導で音楽の道にすすむと思ったんだがなあ。。