美しき祈り_01

美しき祈り_02

美しき祈り_03

美しき祈り_04

美しき祈り_05

発行:1960年7月頃 兎月書房 ジュニア・プロ作品

18才の星先生、はじめての一冊もの。“No4” とあるので、たぶん通算4作目。ジュニア・プロというのは所属の団体で、プロダクションのことではないと思う。絵が残念だ、、がんばっておられるがまだまだ未熟なのはいたしかたない。。話は予想を裏切られた展開があり、なかなかのものだ。

学園の仲良しグループ「グレープグループ」に加わったリエ。女優秋元優子の娘が失踪した事件を知り、グループはC組に転校してきた人ではないかと目をつける。だが、実はリエこそ秋元の娘だった。グループのユキはうすうす気づいていて、どうしたらよいか教会で祈る。リエは母・秋元優子が宝石泥棒の主犯格らしい現場を見て、家をでたのだった。

母は俳優なので芝居の練習というオチだと思ったのだが、そんなことはなく立派な犯罪者だった。。

リエがユキに全部話そうとしていた道中、秋元優子の乗ったクルマが二人をはねてしまう。ユキは即死、リエ(本名リカ子)は助かる。ユキが天に召されるシーンは、全面枠なしで天使とともに情感たっぷりに描かれる。秋元優子は自首し、リエはフランスのおばのところに旅立つことに、で幕。