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発行:ホープ書房 定価160円、1961〜1962年頃

かつて読んだマンガ中、ベストいやワーストなんじゃないかってほどの、ブサい度な主人公。。。絵自体はそれほどヘタってわけでもなく、他のキャラはまあ普通。それだけに兄妹のキャラが引き立つ。その効果をねらってのデフォルメだとは思うけど。。

兄の健太は極端なキュウリ型。オツムが弱いのを表現してるのかも。妹はアメコミのブタ風(足がけっこう長い)。太っていながらも、ちゃんと貧しさを感じられる。名前が美子とか、きれいな表紙も意外さをもたらす効果抜群。(表紙のバイクにまたがった男は、なぜか写真合成)

病床に伏した母がすでに死んでるところから始まる。兄妹は姉を捜しに上京する。健太は母の遺骨ごと荷物をすられる。犯人を捕まえると姉だった。姉は会社を辞めて、麻薬を手に入れるためスリをしていた。兄妹は再会をよろこんだが、姉は姿を消す。

再び姉を捜す兄妹は、父親にめぐりあう。健太が偶然拾ったダイヤのネックレース(原文ママ)は、父が運転手をしている大使館書記夫人のものだった。姉は麻薬患者として病院にいることがわかり、兄妹はお礼にアメリカへ招待されるのだった。で幕。そのネックレースは、姉が盗んだものだったのだがなあ。

読み終えると、この絵柄になんとなく納得できた。