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発行:昭和41年2月頃 東京漫画出版社 清純少女ドラマ

この頃の東京漫画出版社は、青春ものを東京ロマン社にわけて発行していた。この作品は、東京漫画出版社発行で、清純感動少女ものとある。が、絵柄は青春ものっぽく8頭身に近いキャラ。悪くない絵だけど、主人公の早苗がどうも中学生にはみえない。

早苗の父が自殺。家と財産を失い兄と安アパートに引越す日、自分は養女だったと知る。兄は工場で働き、早苗は中学にかよいながら家事をがんばる。兄・英二は純子に心ひかれる。父親同士は親友だったが、英二の父に金を貸さなかったことを純子はすまなく思っていた。

純子に嫉妬する早苗は、台風の日にとびだして、川に落ちる。英二が飛びこんで助けたが、彼の頭に丸太があたる。英二は死亡。早苗は中学を出たら、養護施設の保母になると決める。純子もおじょうさまぐらしをすてて、いっしょに働くとちかうのだった、で幕。