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発行:ひばり書房

べらんめえ調のお父さんのセリフが特徴ある。舞台はずいぶん田舎だが、、、

人物も背景も、古めかしいが大変ていねいでうまい。チータンのお父さん、自転車でぶつかって縁ができるおばちゃん、顔立ちの整った大人は劇画チックというかリアルタッチ。大石先生は時代物、青春物、ホラー物が多いからこの画風はわかる。

この作品は子ども向きで、主人公チータンはじめ子ども達の描写も巧み。話は、「カバ」との対立、おばちゃんとの接近、カラスのクロの保護、最後は銀行強盗との対決、と思ったよりドラマチック。

なかなかの掘り出し物ではないかと思う。