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発行:1961年10月頃 若木書房 泉(No.41)より

兄と2人暮らしのいね子。兄は仕事が終わると、テレビ学校に通っている。まもなく卒業して、テレビ技師になれるという時期。友人にそそのかされて、強盗かドロボウかわからないが、大金を手に入れる。

いね子に説得されて、兄は自首する。友達になったあさ美の父である、刑事は気づいていた。自首すれば罪が軽くなると、捕まえず見守るのだった。

ありがちな話だが、絵が実にいい。一輪のなでしこの花が二人を見おくる、とラストのコマ。冒頭あさ美と出会うシーンにも、なでしこの花を出してくれていれば、タイトルにも納得いったのだがなあ。